第30回青島太平洋マラソン参戦記その3
スタートしてしばらく走ってからペースを確認すると5′10″/kmぐらい。
このまま少しずつ5分のペースにもっていきたいが、なかなかペースは上がらない。
最初の5kmで5分ペースは厳しそうだと感じる。上げようと思えば上げられたが、おそらく30km辺りで終わりそうだ。
今日は完走、歩かない事が最優先。
体感で行く。
10kmまでは給水せず、テンポを意識して進む。
10km付近の給水所でゼリーと給水。
その後は5km毎に給水、10km毎にゼリー補給。
周りにはランナーと沿道の応援がいっぱいだ。
曲って県庁までの道で、部活のメンバーとすれ違い、声をかけあう。
部活アスリート組とはすれ違わないから、かなり前に行っているようだ。
神宮の折り返しまでのすれ違いでアスリート組と会う。いいペースで走っているなぁ〜。
ハーフの時点で時計は1°50′、ありゃ最近のハーフのレースペースだ💧
まぁ、遅いけどこのままのペースで行こう。
ここから登りの直線。脚に疲れが出てきた。
25kmあたりでつり防止の芍薬甘草湯をのむ。
30km付近でCコーチの激励「ここから切り替えて行こう」と声がかかる。
本当にありがたい。
その先でK_O君が写真を撮ってくれた。
そして一言「キャプテン、何やってるんですか!」
私「ジョギング‼︎」
声掛けしてくれてありがとう(^^)
実際、呼吸は全くキツくない。ペースはゆっくり。去年、一昨年とは大違いだ。
しかし、今年2月の延岡マラソンはオーバーペースでリタイアしているし、今年は納得出来る練習は皆無だった。
去年と一昨年はかなり走り込んでいたので、ある程度の手ごたえがあったが今期は全くない。
だから、まず42.195kmを完走したい。
そんなことを言うと「完走ぐらいはできるでしょ」と言われるが、今夏までは走りたい気持ちすらわからない状況だった。
来期はゼロからのやり直しだが、その為に最後まで走りたいのだ。
この先は運動公園に入ってトロピカルロードへ向かう12km弱。
残り10kmぐらいで部活の先輩KDさんが声掛けしてくれた。
「4時間切れるよ」
そっかぁ、サブ4か。頑張ろう。
「はい」と返事を返して淡々と走る。
かなり脚に疲れが出てきたし、攣ってはいけないと「CLAMPSTOP」なるスプレー剤を口から入れる。効果の程は・・・
トロピカルロードの折り返し前に日向夏ゼリーがあるが、見落として通り過ぎてしまう。
痛恨のミス。
気を取り直してゴールを目指す。
残り3〜4km?で部活メンバーのHrnさんに抜かれる。
追いかけようかと思ったが、下手にペースを上げると攣りそうだ。やめた。淡々と行こう。
残り2kmで、近くを走る女性ランナーが「私、アオタイ22回目だから気持ち良くゴールしたい」とかなんとか言いながら先に行ってしまった。
よし!私も気持ち良く行こう!
ゴールが近づいてきて先にゴールしている部活のメンバーから声がかかる。
そしてゴール。
3°52′25″
歩かなかった。
リタイアしなかった。
フルマラソンは甘くない。
けど楽しい(^^)
良かった。
タイムはひどいが完走できた。
今はこれでいい。
次の北九州マラソンも楽しもう。
そして春から仕切り直して、また頑張ろう。
お疲れ様でした。